~自分の成長を感じることの
できる環境を目指して~
2025年が始まり1カ月がたちました。今年の冬は雪が少なく大人にとってはとてもありがたい冬ですが、
子どもたちにとっては少し物足りないかもしれませんね。
1月には、今年も新年の始まりとして書初めをしたり、昔ながらの遊びでもあるコマづくりをしたり、冬の風物詩の一つであるスキーやそり遊びをしたりといろんな体験をしました。こうして振り返ると、ともそだちプラネットは、毎年その時期にしか味わうことのできない体験や年中行事などを大事にしながら活動を組み立ててきたなぁと思い、改めてその意味を考えてみました。確かに毎年同じような活動ばかりでは代り映えがないともいわれてしまうかもしれません。しかし、これらの活動を行うことが子ども自身にとって、1年を通じて季節の変わり目や時間の経過を感じたり、自分の成長を改めて確かめたりすることのできる大切な機会にもなっているのだと思います。1月13日(月)に行ったコマづくりでは、昨年はコマをうまく作れなかった子が今年はきれいに作り上げることができました。長い時間きれいに回っている自分のコマを見て、とても嬉しそうに、そして自信満々の顔で私を見てきました。言葉こそありませんが、「今年はうまく作れたよ!」と言っているようでした。きっとこの子は、同じ体験を繰り返していく中で自分の成長や変容を感じることのできたのだろうなと感じました。今の世の中は急激に社会が変化し先のことが予測困難な時代になってきています。そんな目まぐるしい日々の中で、四季折々の体験や昔ながらの行事を繰り返していくことは、子どもたち自身が立ち止まって自分の成長を振り返ったり、自信をもったりすることのできる大事な意味を持っているのだろうなと思います。
3月に行われるともそだちキャンプもその大切な年中行事の一つです。大自然の中で五感を目一杯使って遊ぶことは、脳の活性化に繋がるといわれています。また、家族と離れ、周りの友だちや大人と協力して過ごすことは、一人ひとりの自立に向かう第一歩になります。ともそだちでは、これらのことをねらいとして1年に2回のキャンプ活動を続けてきています。今年も多くの申込みがあり、あっという間に定員に達しました。ありがとうございます。また、今回からお家の方と子どもたちにキャンプに向けての「願い」を記してもらうようにしました。キャンプのねらいはもちろんありますが、その中でお家の方や子どもたちの思いも理解し、大切にしたいという考えからです。ご協力よろしくお願いいたします。我々職員も子どもたちが「楽しかった!」「また行きたい!」と思える安全で素敵なキャンプになるようキャンプ当日に向けて準備や打ち合わせを重ねています。当日、元気に参加できるよう体調管理をよろしくお願いします。
理事長 目黒健太
放課後等デイサービス
わくわくステーション
【書初め、だるまづくりの様子】
わくわくステーションでは毎年1月のチャレンジタイムに書初めとダルマ作りをしています。
1週目は書初めで自分が書きたい言葉を決めました。自分の頑張りたい事から言葉を考えたり、福田先生が川岸小時代に作った「友だち言葉日めくりカレンダー」の中から好きな言葉を選んだりする子もいました。「つたえる」「苦手にチャレンジ」「みんなの力」「ずっとなかよし」など自分の言葉が決まるとみんな選んだ言葉をドキドキしながらも先生と一緒に慎重に書いていました。
2週目からはチームに分かれて活動、書初めの終わった子はダルマ作りを始めました。
まずは一人がひとつずつお家に持ち帰る用のダルマ作りです。最初に新聞紙を丸めて芯を作り、そこへ1枚、1枚とさらに新聞紙で包みながらダルマの形に整えます。
セロハンテープでとめて土台は完成。ダルマづくりチームも書初めと同じく、みんなが自分の願いをしっかりと込めながらとても集中して取り組んでいました。
この後は自分で決めた色のお花紙をつけて最後に顔を作ります。みんながどんなダルマに仕上げていくのか今から楽しみです。【野明】
放課後等デイサービス
ムーンショットステーション
【ムーンショットの書初め】
毎年恒例のともそだちでの書初め。ムーンショットでも言葉を考えるところから始めました。
どういう自分になりたいか、何を頑張りたいのか等を真剣に考えます。この作業は自分と向き合う作業でもあり「こんなにちゃんと自分のこと考えているんだ」とスタッフも感心させられました。
一回考えた言葉も、もう一度考え直してさらに良い言葉に。今年の言葉は力強い言葉や漢字で表したいという子が多いのが印象的でした。今年度から入ったムーンの子も、学校とは違った書初めの雰囲気に楽しく頑張っていた様子でした。
普段は文字を書くことが苦手な子も、習字には不思議な魅力があるらしく、書く順序や払いなどを真剣に考えて、一文字一文字全身を使って表現します。書初めで半紙に筆を
入れる時は、何回か書初めをやっている子どもたちでも緊張するらしく、その分書き終えた後の達成感も大きいです。「上手に書けたかな?」「いい字が書けた!」と嬉しそうに話してくれました。今年も書初めに書かれた言葉に負けないような一年をみんなで一緒に過ごしていけたらいいなと思います。【原】
グラン・ジュテ
あい工房
【新しい仕事】
年が明けた1月4日(土)、グラン・ジュテあい工房も3事業所合同の新年会に参加し、休日活動では映画館にも行きました。
そして7日からは本格的に仕事が始まりましたが、去年に引き続き機織りや販売活動、東洋技研の組み立て作業などの他に、新しく若宮糀屋さんからいただいた「古民家の客室清掃」の仕事がスタートしました。
始まったばかりの仕事ということもあり、スケジュールなどの連絡方法や仕事の細かい部分などは実際に清掃をしながら話し合いを進めています。社員さんたちはすでに数回繰り返して仕事をしていく中で自身がやるべき事が何なのかが見えてきているようで、それぞれが黙々と清掃を進めています。半日ほどかけて清掃をするので体力的にはやや大変ではありますが、
自分たちが清掃した所が綺麗になっていくことで、目に見えて達成感を得られる点が社員さんにとっていいところだと感じています。この仕事も今後定期的に行う仕事になる予定なので、より良いやり方を工夫しながら頑張っていければと考えています。【佐藤】