~3月1日~2日 妙高高原で雪遊びキャンプ~
3月1日(土)~2日(日)、妙高高原に雪遊びキャンプに行って来ました。今年の2月は警報級の雪が降り積もり、長野県では見られない真っ白な銀世界が広がっていました。子どもたちも職員も道路沿いに続く雪の壁にびっくり。生クリームの森の中をバスに乗って走っている感じでした。
ともそだちキャンプは3年前から夏と冬の年2回開催になりました。子どもたちは「夏キャン、冬キャン」と親しみを込めて呼ぶようになり、ともそだちキャンプは年中行事として定着してきました。諏訪圏域の放課後デイの事業所の方たちからは「ともそだちさん、アグレッシブですね」と言われることがよくありますが、ともそだちのキャンプは、全国各地の教育大学が実施している療育訓練キャンプに由来しています。それは、3泊4日、7泊8日を家族から離れ、大学の先生の指導の下で学生ボランティアと生活するという訓練中心のキャンプです。福田が大阪で、障害児支援の取り組みを先駆的に進めている法人に勤務していた時に、ボランティア協会の方に紹介していただいたのが桃山大学の石田易司先生です。「さかさまの星」という障害児キャンプについての著書を執筆されていて、ゼミの学生と毎年キャンプを実施されていました。石田先生には、障がいのある子どもが「家庭」という重力圏から放れ、自分の力で生活することの療育的な価値や自然の中でのキャンプの魅力を教えていただきました。
ともそだちプラネットでキャンプの取り組みを始めて7年がたちました。繰り返し参加する子どもたちも多く、職員よりもキャンプ生活がわかっていてそれぞれに楽しんでいます。今回のキャンプの退所式では、妙高青少年自然の家の職員さんから「みなさんの雰囲気がとても良くて幸せな嬉しい気持ちにさせてもらいました」と言っていただきました。また「日常の中で、みなさんが大事に積み重ねられていることがわかります」とも言っていただきました。
今回のキャンプでは、中学生や高校生の子どもたちが職員を補佐して、まさにスタッフ的に動いてくれました。小さい子どもたちを静かに寝かしつけてくれている姿が感動的でした。7年前には小学生の低学年で大はしゃいで参加していた子どもたちです。私たちがこのキャンプを続けてきたことの答えがここにあると思いました。ともそだちキャンプでの療育的価値は、初めて参加する子どもたちにとっては、お家から離れて一人立ちする経験、経験を積んできた子どもたちにとっては、自分の持ち物を管理して全体の流れに合わせて行動する自己管理やセルフコントロールの経験、そして中学生や高校生たちにとっては、自分が楽しむだけではなく他者のために働きキャンプを担う利他的行動の経験にあります。それらすべてが発達に応じた療育的価値であり参加した子どもたちの成長を確かに促しているものだと思います。そして、大きな縦割りの年齢で実施しているともそだちキャンプは、子どもたち自身がキャンプの環境です。しっかり働くお兄さんやお姉さんの姿は、低学年の子どもたちにとっては到達したい未来の姿であり、はしゃぎ過ぎて叱られている小さい子たちの姿は、過去の自分の姿であり成長している自分の確証にもなっています。それは大人がどんなにがんばってもつくり出せない環境です。「夏キャンも絶対行こうね!」と帰りのバスで話している子どもたちの声を聞きながら、私もまた次の夏キャンプ、冬キャンプに思いを馳せていました。今回のキャンプの様子の写真をそれぞれの事業所に掲示しますのでご覧ください。
センター長 福田敬子
放課後等デイサービス
わくわくステーション
【お店屋さんにご飯を食べに行こう!】
2月22日(土)、大人気企画「ご飯を食べにいこう!」がありました。今回、お邪魔するお店の一つは岡谷市にある「テンホウ」で、わくわくステーションから歩いてすぐの場所にあり、この企画では毎回お世話になっているお店です。もう一つは「モスバーガー」。イルフプラザにあるお店ですが、みんなあまり行った事がないようでとても興味を引かれていました。それぞれが行きたいお店を考えた後は問題のメニュー決めです。昼食代は1人1000円、決められた予算の中で「ポテトもジュースも付けたいからセットにしようかな」
「餃子も食べたいけどお金は足りるかな?」など、電卓を使ってみんな一生懸命考えてメモしていました。
準備ができたところでそれぞれのお店に出発。お店に着いてからは自分で作った用紙を見ながら注文を行い、普段はなかなかしない定員さんとの
やり取りを緊張しながら頑張っていました。自分で苦労して注文した達成感もあってか、みんな「おいしい!」と満足気にお昼を食べることができていました。
【川井】
放課後等デイサービス
ムーンショットステーション
【いろいろな運動をしました】
2月最後の週はみんなでいろいろな運動にチャレンジしました。20日(木)は「紙コップリレーと卓球」。リレーは2つ並べた紙コップを左右に広げ、その上に乗っている紙コップを倒さず机に落として次の人に回すルール。最初はうまくいかなかった子も2回目はコツをつかんで素早く次の人に回していきました。チーム戦だったのでみんな真剣、応援も盛り上がりました。卓球はペアを組んでのラリー。「ボールを落とさないように、目標20回!」と交替でチャレンジしましたが、最高は10回程度。なかなか目標に届きません。
「よし、こうなったら全員でチャレンジだ!」数が足りないのでフリスビーなどラケット代わりも登場して全員が卓球台をぐるりと囲み、とにかく落とさないようにとみんな必死です。
「1,2…」と数えながらボールを打ち返しなんとか20回に到達すると思わず拍手がおきました。
他にも「ボッチャ」に挑戦したり、久々にムーンショット公園に出かけて「だるまさんがころんだ」や「バトミントン」などで体を動かしました。
みんなで楽しみながらいろいろな運動をすることができました。【鈴木】
グラン・ジュテ
あい工房
【機織り、組み立て、販売、やきいも、清掃】
2月のグラン・ジュテあい工房は、東洋技研の組み立ての仕事や販売活動、古民家の客室清掃などの業務で忙しく働きました。
古民家の客室清掃の仕事は約半日ほどかけて行います。業務の内容は部屋のモップがけや食器洗い、布団のシーツをはがして洗濯、新しいシーツの取り付け。また、お風呂の掃除などもしています。
1月から始まった仕事ですが、だいぶ慣れてきて洗い物が上手にできるようになったり、水滴を残さず拭き上げをしたり、洗い物が上手にできるようになってきたりしての客室清掃となっているため、しっかりと隅々まで綺麗な部屋になるように気を付けながらお仕事をしています。
販売活動は久しぶりに諏訪湖ハイツでの販売を行いました。この日は午前に販売を行いましたが、午後にはツクイさんでも販売活動を行う予定になっていたので、場所を変えて1日かけた販売活動になりました。
東洋技研さんの組み立てのお仕事は、4つの部品を組み合わせて一つの製品を作る作業になっています。約1週間程度の納期で5000個の製品を納品する必要があります。販売活動や販売準備、機織り作業に若宮さんのお仕事などを並行して行いながら製品を組み立てています。納期は必ず守らなければならないため、締め切り間際には社員さん総出で作業する場合もあります。
3月には日々頑張って働いている社員さんに、工賃のボーナスを支給させていただきます。お疲れさまでした。【佐藤】