ともそだち通信2月号

新春の伝統行事の中で

~和やかに心改まり新年を思う~

昨年のしめくくりは、お正月のお飾りづくり、お餅つき、そして年末詣でした。子どもたちと一緒に、一年間の感謝の気持ちを言葉にして新年への期待を膨らませました。そして新しい年を迎えました。ともそだちプラネットの新年の事始めと言えば、障子紙に伸び伸びと描く書初めや新聞紙を丸めてお花紙を貼って作るカラフルな手作りだるまやお餅パーティーで、どれも外せません。今年のお餅はもちしゃぶとおもちピザでどちらも好評でした。
さて、この書初めは、福田が大阪の養護学校に勤務していた時に、文化祭で見た子どもたちの作品に感動し、それを川岸小学校の支援学級で真似をしてやってみたことが始まりです。20年近く前に、当時の子どもたちと大事にしていた言葉が「あきらめない」「がまんがまん」「ともだちいっぱい」「未来を描く」等々でしたが、この言葉はともそだちプラネットの定番の言葉となり、放課後デイの子どもたちに受けつがれています。さらに今年は「アップデート」「パッと10がんばる」や「辛抱」「完走」「初心を忘れない」といった新しい言葉が加わり、わくわくステーションもムーンショットステーションもグランジュテ あい工房も壁一面に飾られて、書道のもつエネルギーが溢れています。一年の初めに、自分が今年大事にしたい言葉や目標をゆっくり考え、それを力いっぱい書くことは、自分の言葉を増やすチャンスだと考えています。使う言葉がその人をつくると言われています。自分や周りの人を元気にする言葉を次の世代の子どもたちに手渡していきたいと願って取り組んでいます。
また、今年は成田山のお寺の節分の行事に参加させてもらったり、諏訪湖ハイツで焼き芋販売をさせてもらったりと新年早々から、「私たちは地域の方たちに支えられている」ことを肌で感じています。1月31日には童画館通り商業会主催の街づくりセミナーに出席させてもらいましたが、その研修会の中で「商業とは違うともそだちさんが来てくれて通りが賑やかになっている、これからも一緒に盛り上げていってほしい」というありがたい言葉をいただきました。共生社会と言いながら、福祉関係の事業所ができるとなるとまだまだ反対運動が起こる世の中です。温かく受け入れていただいていることに感謝するとともに、地域の担い手となる人を育てていくことがともそだちプラネットの使命だと感じます。
更に、以前駒ヶ根のスキー場でお世話になった方から、「朝日村のあさひプライムスキー場と隣接するキャンプ場を使って、通年を通して自然体験の活動をしませんか」という素敵な提案をいただいています。ともそだちの子どもたちは、川遊びが大好きですが、諏訪界隈には思いっきり遊べる川が見つからず、毎年砥川で何とか遊んできました。朝日村のキャンプ場には安心して遊べる川が何か所もあります。今年の夏はご期待下さい!!河原でバーベキューだってできちゃいそうです。来年度は、新しい企画として活動案内に「森の学校」が入りますが、これはあさひプライムでの通年の自然体験プログラムです。ともそだちの放課後デイは学習支援に力を入れていると言われますが、それ以上に、自然の中でいろいろな感覚刺激を入力して脳も含めた体全部をたくましく育てることが子ども時代に大切なことと考えています。これまでも、目黒先生の運動教室や諏訪湖一周ウォーキング等でチャレンジしていますが、今年は1ランクステージアップした活動が期待できそうです。子どもたちに置いていかれない様にスタッフ一同遊べる大人をめざしていきたいと思います。お家の方も一緒にたくさん遊びましょう。
(ともそだちプラネットセンター長 福田敬子)

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