ともそだち通信2月号

夢 あこがれ 新年の決意
書初めは、夢をかなえるための大切な時間

ともそだちプラネットでは、例年1月には書初めに挑戦しています。それはお手本があって、美しく書く書初めではなく、自分にとって大事にしたいことや、大切な言葉、挑戦してみたいこと、今年の目標等を大きな紙に書く書初めです。わくわくステーションもムーンショットステーションも未来カレッジウィリッシュも、新年の決意の書初めに取り組みました。
ところが、いざ始まると、わくわくステーションの子どもたちは「ゲームがほしい」とか、「レゴブロックであそびたい」とか、「ユーチューバーになりたい」とか妙に具体的(?)でサンタさんへのプレゼントのお願いや七夕の短冊の願いごとの様な感じでした。「自分がこれをがんばろう!って決めたことや、大事にしたいなということを書くのが書初めだよ」ともう一度お話しすると、みんな考え始めました。自分の内側を見つめて、自分の言葉を探し出す時間でした。そして、友だちの言葉を聞いて「ぼくもその言葉にする!」と影響され合ったりもして「あきらめない」「あるく」「弟とあそぶ」「ともだち」「全集中」「おにんぎょう」等々、その子らしい言葉が見つかりました。そして翌週に、自分の言葉をロールの障子紙に大きく書き、職員が色画用紙の額縁で表装して、できたてのホヤホヤを持ち帰りしました。筆を持つことが初体験の低学年の子どもたちは、「上手じゃなくても大丈夫なんだよね」と確認して、安心して芸術的な文字を書き上げていました。
ムーンショットはというと、これまでに何年も書初めを経験してきた高学年の子どもたちです。決意したからにはやらなければ・・・ということを知っているからなのか、なかなか決められません。そして、ムーンショットは、すぐに持ち帰るのではなく、みんなの決意を壁に飾ることにしました。それぞれに悩んだ末に書き上げた言葉は「コロナに負けるな」「勉強」「集中」「生きて力を作る」「安定」「極める」等々。さすがムーンショット、ことばに厚みがあります。わくわくと同じ様に表装して壁一面に貼ると、空間の雰囲気がとても力強く引き締まった感じになりました。子どもたちは、みんなの言葉に囲まれて活動していますが、書道が持つエネルギーに励まされ育ち合っているに違いないと思っています。
以前から、子どもたちには、「新年に願ったことは本当にかなうから」と話してきました。「本当?ほんとにかなうの?」と確かめた男児がいました。「本当だよ、真剣に描いたことが現実になるよ」と伝えた時、その子は「友だちいっぱい」と丁寧に書きました。友だち関係で切ない思いをしている子どもたちが大勢います。「ああ、本当はずっと友だちがほしかったんだ」とハッとさせられました。
子どもたちと書初めをする時、子どもたちの願いを形にしていくことが、私たち職員の大事な役割だと改めて思います。お家に持ち帰った書初めは、きっとご家族にパワーをくれると思います。良い場所に飾ってあげて下さい。(代表  福田敬子)

【新型コロナウィルス】学級閉鎖・学年閉鎖時の対応について

諏訪圏域の感染が急拡大し、いくつかの学校では学級閉鎖や学年閉鎖の措置が取られています。放課後等デイサービスの利用につきましても、学校に準ずる形で対応させていただきます。学級閉鎖対象の子どもさんのご兄弟も、念のため学校をお休みしている間はご利用も控えていただきます様お願い致します。当法人では、感染拡大防止のため、換気や消毒、密を避ける等の対策を強化して運営を続けて参ります。ご協力の程、よろしくお願い致します。

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