ともそだち通信12月号

「定着」、「成長」につなげていく「継続」の大切さ

あっという間に12月となりました。1年が過ぎるのは本当に早いですね。夏休みのできごとがつい先日のことのような気がします。大人にとってはそのように感じる時間ですが、子どもたちにとって4月から今日までの時間は我々大人とは違った流れに感じるのでしょうね。ともそだちプラネットでも、本当に多くのできごとがあった1年だったように思います。今年度も大きな行事は様々ありましたが、多くは昨年度の形を継続したものです。夏休みキャンプ、運動会、ハロウィン、季節ごとのお祭り等は、細かい内容は変更などがあったものの昨年度に実施した行事です。同じ行事を繰り返したことには意味があります。それは≪ともそだちの文化を創る≫ことです。文化というと大げさかもしれませんが、法人としてスタートして8年。この間、ともそだちプラネットが大事にしたいことは何か、その為にはっどのような支援や活動が必要なのかを模索してきました。これまでの取り組みから、法人が目指す≪共生社会の実現≫に向けて、少しずつその形が見えてきたように思い、「継続すること」を大切にして1年を計画しました。昨年度から利用している子どもたちは、「今年はキャンプに行ってみたい」「ハロウィン、去年もやったよね」「もうすぐ運動会だ」などと、これまでの経験から見通しをもって活動に参加しようとする姿が見られました。また、今年度から利用している子どもたちも、友だちの言葉を聞いて、初めてのことでも前向きに取り組もうとする雰囲気がありました。昨年度は行事によっては不安で泣きながら参加したりする様子もありましたが、今年度はそういった姿はほとんど見られませんでした。きっと、一つひとつの行事が、子どもたちに定着してきたからだと思います。そして、「今年は泣かないで楽しく参加できたよ」と自分の成長を感じている子もいました。「継続すること」で子どもたちは安心して自分たちで活動に取り組み、「見通しをもてること」で一人ひとりの成長や自信につながっていると感じています。また昨年度、就労支援事業所としてスタートしたグラン・ジュテあい工房も販売活動を中心に多くのチャレンジを続けています。

まだまだ不十分な点はありますが、今後も各行事が意味のあるものになり≪ともそだちの文化≫として定着していくことを大切にしながら日々取り組んでいきたいと思います。
とはいえ、新しいことにも挑戦していくともそだちプラネットです。今年は、朝日村のあさひプライムスキー場と年間契約をさせていただき、1年を通じて各種施設などを活用させていただいています。11月25日には、ムーンショットで「朝日村クラフト館」へ行って来ました。そこでは、持ち込んだ木材を自由に加工させてもらい、それぞれがイメージした作品を作ることができました。自分の作りたいものをイメージして黙々と作業に取り組む2時間でしたが、子どもたちは「すごく楽しかった!」ととても満足そうでした。2月にはスキーやソリ遊びも計画しています。是非ご参加ください。

今年も残り僅かになりました。日頃の保護者の皆様のご理解とご協力に改めて感謝申し上げます。年末年始は楽しいことも多くあり、大人も子どももふわふわした気持ちになりますが、無事に1年を締めくくることができるよう各事業所を運営していきたいと思っております。引き続き、ご理解とご協力をお願いします。良いお年をお迎えください。                                                       (代表 目黒健太)

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