色々大変な、短い夏休みでしたが・・・
ともそだちプラネットでは 新しいことにチャレンジしました!!
子どもたちが大好きな夏休み。夏休み前のワクワクした気持ち、のんびり過ごせる解放感、お祭りに花火、家族でのおでかけ、夏休み帳に工作の宿題etc.「子どもは夏野菜の様に夏に育つ生き物だからね」と、かつて大阪の学校に勤めていた時に、先輩の先生が言われていました。子どもは学校だけで育つのではなく、大事な部分は家庭や地域での生活経験で育つという当たり前のことを教えていただきました。大阪の夏休みは一か月以上あります。二学期に子どもたちに出会うと、確かにたくましく大きくなったと感じたものです。
ともそだちプラネットでは、子どもたちが夏野菜の様に育つことを願い、夏休みには毎年たくさんの企画を用意してきましたが、今年の夏休みは特別でした。新型コロナ感染症のために、楽しみにしていた2泊3日のキャンプは中止になりました。夏休みは短縮され、市町村によって期間がバラバラでした。そのために、夏休みで朝から来る子どもたちと、学校終了後に夕方から来る子どもたちがいて、夏休みなのか一学期の終わりなのか訳が分からないスタートになりました。
あっという間に終ってしまいそうな夏休みでしたが、5月の終わり頃に子どもたちに出してもらった「ともそだちでやりたいこと」の意見を取り入れて企画を立て実行しました。子どもたちが絶対に外せなかったのは、「ともそだち夏祭り!!」でした。地域のお祭りが中止になる中で、わくわくステーションとムーンショットステーションの子どもたち合わせて30名の子どもたちの申込みがありました。子どもたちはゲームコーナーに食べ物コーナーにスイカ割りまで期待していました。でも、今年は準備する時間もないし、大人の人数も足りません。そこで、お母さん方にもお手伝いをお願いしてしっかりコーナーのお店番をしてもらい、ゲームの準備は夏休みのお仕事活動で子どもたちが活躍しました。食券をハサミで切ってホッチキスで止めたり、コーナーを回るスタンプカードをのりで台紙に貼ったり、お店の看板を作ったり。なので、食券がかなり不ぞろいだったり、スタンプカードが斜めだったりもありましたが、例年よりもみんなでつくり上げた夏祭りになったと思います。
そして当日は、保育園の時にお世話になった先生方にもお手伝いに来てもらってゲームコーナーを担当してもらいました。子どもたちは5グループに分かれて、グループでの協力と仲良しと安全を追求して遊ぶこと、というお題をもって「わくわく、ジュテ、ムーンショット」の3施設の遊び場を回りました。どのグループも、高学年が低学年を気にかけたり、助け合ったりする素敵な姿が見られました。グループワークという対人援助の方法ですが、こういうことを楽しいと思える子どもたちに成長していることに驚きました。。
また、高学年の女子からは「お休みの時にネイルをしたい♪」という希望があったので、ネイル体験の企画もやってみました。参加したのは女子だけでしたが、戻ってきた女子の指を見て、「次の時は僕もやってみよう!ぜったいに♪」と決意した男子もいたとか!?また、夕涼み会はムーンショットステーションメンバー企画で、高学年らしいかなりハイレベルな活動になりました。短かい夏休みでしたが、子どもたちはいつもと違うお友だちと仲良く過ごすことができ、自分たちがやりたかったことを実現することができたと思います。