ともそだち通信11月号

9月19日(日)  ともそだち職員研修実施

大忙しの夏休みがひと段落した9月19日の午後、法人全体の職員研修を行いました。一昨年までは、出張して様々な研修会に参加してきましたが、新型コロナ感染拡大の影響で外部の研修も少なくなり、研修の機会が減ってしまいました。今年度は、法人全体で20名を超える職員数になり、若い職員から超ベテランの職員までいる事業所になりました。そこで、法人内で支援方法やスキルを紹介したり伝えあったりして、お互いの支援力を高めようということで今回の研修を計画しました。
内容は2部構成で、前半は長い間障害福祉に携わってこられてきた小倉先生を講師に「自立をめざした支援のあり方」について、学び、具体的に日頃の支援や業務についても振り返る機会をもちました。後半は、自立訓練事業所担当の山岡先生に、未来カレッジウィリッシュで行っている視覚支援やタブレットを使った支援の方法をいくつか紹介してもらいました。最新の支援技法に感心し、放課後等デイのわくわくやムーンショットでも、もっと工夫してわかりやすくできる、意思表示を援助できるなど新たな手ごたえを感じました。

支援の在り方についての職員の感想より

  • 保護者の方と共に子供の成長を見守りつつ、しっかり環境を整えていく事をいつも意識してとりくんでいきたいと思います。
  • 支援の心構えを振り返ることができ、子どもたちや保護者の方たちと共に生き合う関係を、自分の生き方として選んでいることを思い、ここで人として成熟していきたいと思いました。
  • 利用者さんや保護者の方の立場に立って物事を考え、支援していければ良いと思いました。
  • まだ経験が浅いので、保護者の方にどうお話したらよいのかと不安に思う時がありました。今回の研修で支援の基本や心の持ち方を学べたと思いました。
  • あらためて自分の態度や言動に気をつけなくてはと思いました。想い(心)は伝えなくても伝わっているということに気をつけ、相手を気づかう心を働かせたいと思いました。
  • 講習を聴き、電話にしてもかける方はグットタイミングでも、かかってきた方はバットタイミングということがあることを常に頭に入れ、相手を敬う心を忘れないようていねいに人と関わっていきたいと思いました。
  • 利用者の方や保護者の方がどう思っておられるのか、どうしてほしいのかを今まで以上に考え想像し、すぐに行動に移す必要があると感じました。

視覚支援の方法の紹介についての感想より

  • タブレットはずっと知りたかった事を見せてもらい、実際に使っていきたいと思いました。
  • 見通しの持てないお子さんや学習面での集中が続かないお子さんに対しても絵カードタイマーはとても必要だなと思いました。
  • ムーンショットでも言葉を発することが難しいお子さんがいるので、視覚支援のアプリを活用していければ良いと思いました。
  • タブレットで写真を撮ってそのまま絵カードにできたり、打ち込んだ文字を読み上げてくれたりするのはとても便利だと思いました。
  • 絵カードタイマーはしゃべることが難しいお子さんだけでなく、普段の生活の中でも使えるかもしれないと思いました。

研修会の後、さっそく視覚支援を取り入れて、荷物かごにつける名前表示が大きく改良されたり、子どもたちがタブレットを持って出かける姿が見られる様になったりと、研修したことを日常の支援に取り入れ始めています。ともそだち職員一同、これからも切磋琢磨して、必要な支援を追求していきたいと思います。

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