ともそだち通信3月号

節目の季節 ~子どもたちが自分らしく輝くために~

弥生3月は成長の節目の月です。今年は10年以上の年月をともそだちプラネットで過ごしてきた子どもたちが卒業を迎えます。福田は以前、岡谷市の職員として保育園を巡回する療育コーディネーターの仕事をしていたので、中には2歳の頃に出会った子どもたちもいます。加配の保育士さんに手を引かれていた姿、動き回らない様にお膝の中に抱っこされていた姿、体操ができずに困った顔で立ち尽くしていた姿。まるでタイムスリップした様に、私の身長をはるかに越えた彼らが社会に巣立っていきます。
ともそだちプラネットの15年の歩みの間に、発達障害の子どもたちへの支援や特別支援教育の様相は大きく変わりました。合理的配慮、インクルーシブ教育といった用語が広く一般化し、制度や仕組みも整ってきました。けれどその中での子どもたちの育ちはどうでしょうか。ともそだちの活動の場面で、ちょっとしたことに「ムリ~、ぜったいヤダ」と最初から拒絶したり、軽い口調で「まじムカつく、キエテ」等、周りを不快にする言葉を口にしてしまう子どもたちの様子が心配です。効率やスピード、利便性が求められる時代の影響か、自分の思い通りにならないことへの耐性が弱くなっている様に思います。世の中がどんどん便利になっていく中で、子どもたちはゲームやネットの仮想の世界に追い込まれ、肌感覚のある実体の世界を見失ってしまっている様に感じます。
ともそだちプラネットは、子どもたちひとり一人が自分らしく輝いて育ってほしいと願って取り組みを続けています。新年の活動としては、一年の目標や願いを決めて大きな紙に筆で書くことや、心を込めてお家に飾るだるまを作ることに取り組みました。普段は外からの刺激に振り回されがちな子どもたちですが、季節の伝承的な行事の意味を教えると、自分や家族に気持ちを向けてゆっくりと自分の作品を作りあげていました。こうした自分の内側を耕す静の活動もまた、子どもたちの成長の根っこを広げる大切な時間だと考えて毎年取り組んでいます。
そして今年も、2月末に一泊二日で妙高高原に雪遊びキャンプに行ってきました。2メートル近い積雪の中でスキーに挑戦したり、大きな雪穴(子どもたちは試練の穴と命名)をひたすら掘ったり、念願のかまくらを作ったりと雪と戯れてたっぷり遊びました。行きのバスの中で、中学生の男子が「非日常の世界を思いっきり楽しみたい」と宣言していましたが、まさにそういう体験でした。タブレットもゲームもない生活、なじみのない食事や布団でのお泊り。お家という安心で心地よい空間を離れて過ごすことは、それだけで大冒険ですが、大自然の真っ白い雪の世界には魔法があります。キャンプが始まると、子どもたちは否が応でも身の回りのことに目を向ける様になり、自分のペースではなく友だちに合わせて動く様になります。雪遊び活動では、スキー靴の重さや歩きにくさにびっくりしたり、坂を滑る速さが怖くて大泣きしたり、雪の冷たさや柔らかさに大興奮したりと普段の生活では使わない感覚を全開にして楽しみました。
来る3月21日はともそだち卒業式です。小さい頃からたくさんの活動でチャレンジを重ねてきた子どもたちが卒業です。それぞれが、これからの人生を自分らしく輝いて幸せに生きてほしいと願います。ご卒業おめでとうございます。

(センター長 福田)


 


空き箱工作&卒業トンネル作り!

 

わくわくステーションには魚や生き物が好きな子がたくさんいます。そんなところから“みんなで作った水族館があったら面白いかもしれない!”ということで、大きな模造紙に合わせて子どもたちがそれぞれ魚を描いてみることにしました。
早速はじめてみると私が思っていたよりも詳しい子が多く、いろいろな魚をどんどん描いていくのでびっくりしました。また、生き物の図鑑を見ながら「こんな生き物がいるんだ!」と感心している子もいました。実在の生き物だけではなく、お気に入りのゲームに出てくる魚や子どもたちがこんな生物いたら面白いな、など想像力を膨らませて描いたものもできあがってきました。子どもたちの真剣に描く姿やいきいきしている姿があり、「みんなでこんな素敵なものが作れるんだ」と思いました。
当初は水族館を作る予定でしたが、描いているうちに壮大な海が出来上がっていました。第二弾は、深海が出来上がる予定です。
「沈没船を描こうかな」「こんな魚どう?」と子どもたちの描きたいものがたくさん出てきているようでとても楽しみです。【土屋】

 

ともそだちルームツアー!!

キャンプから帰ってきた週明け早々、福田先生から重大発表がありました。地域の方とのご縁のおかげで、広いお部屋がみんなで使えるようになったのです。なんと場所は、ムーンショットの2階と3階です。
3月の第1週は、ハッピーチャレンジの時間にムーンショットのみんなでルームツアーに出かけました。「スタッフよりもわくわくの人たちよりも一番乗りで入るのは、ムーンショットの人たちだよ」と福田先生から教えてもらいました。いよいよ中に入ってみます。鍵を開けるところからもうワクワクが止まりません!キッチンや和室、お風呂のある2階に軽い運動のできそうな?!広い3階のお部屋。「すごかった!」「豪邸だった!」「お泊まりできるね。」いろいろな感想がありました。
静かに過ごしたいとき、思い切り体を動かしたいとき、勉強を頑張りたいとき・・・。みんなの夢や希望がたくさん叶う場所になっていくのだろうなと、温かい気持ちになったルームツアーでした。【澤本】

ともそだちルームツアー!!

グラン・ジュテあい工房では、さまざまなお仕事に取り組んでいます。主な作業は、東洋技研さんからご委託いただいている製品の組み立て作業や、機織り作業などです。
組み立て作業では、毎週5,000個の製品を組み立てて納品することをお仕事としています。納期を確実に守るため、皆さんが互いに協力しながら作業を進めており、納品時には次回分の部品の受け取りや運搬も併せて行っています。
組み立て作業そのものは複雑ではありませんが、長時間同じ作業を続ける集中力や体力、一定量をこなすための作業スピードが求められます。作業を開始してから2年が経ち、皆さんの技能は大きく向上しました。現在では、納期に余裕をもって、安定した作業ができるようになってきています。
また、この作業は成果が数量として明確に見えるため、自身の成長を実感しやすい点も特徴です。皆さんの毎日の積み重ねが、着実に力を伸ばしている   ことを感じています。【佐藤】

 

 

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