ともそだち通信9月号

子どもたちの成長を促していく環境づくりを目指して

夏休みも終わり、2週間が過ぎました。子どもたちの学校生活も始まり、学校帰りの元気な「ただいま!」の声が毎日響く日常が戻ってきました。

夏休み中のともそだちでは、日替わりで様々な活動を企画しました。

わくわくステーション、ムーンショットステーション、それぞれ合わせて36企画です。その内容も多岐にわたりますが、ともそだちでは「夏休みの経験は子どもたちが大きく育つ絶好の時期」と捉えています。特に自然体験活動を多く取り入れ、この時期でしか味わうことのできない体験を企画しました。五感を使って体を存分に動かすこと、友だちと協力すること、外に出て社会での振る舞いを知ること、一つひとつの活動には子どもたちが成長していくためのヒントや要素がたくさん詰まっています。色んな経験をしながら、成功や失敗を繰り返し、自分の頭で考えて行動ができるようにと思いながら子どもたちの様子を見守っていた夏休みでした。時代の流れが早く、様々な価値観が目まぐるしく変わっていくこれからの世の中を生きていく子どもたちは、この学齢期の時期に多くの経験をして自分の土台をしっかりと作って欲しいと考えています。そのための活動、支援のできる場を提供していきたいと考えています。これから過ごす長い2学期、子どもたちがどんな成長をしていくのかとても楽しみです。

ともそだち通信1ともそだち通信2

8月13日(火)には、「段ボールで秘密基地づくり」を企画しました。ふんだんに用意した段ボールでダイナミックに秘密基地を作る企画でしたが、もともと工作やモノ作りが好きな子どもたちは時間も忘れて秘密基地づくりに打ち込んでいました。

ともそだち通信3設計図を作ってきた子もいれば、基地の構造や間取りを練り上げてから作ろうとする子、自分のもっているイメージを友だちに一生懸命伝える子、一人ひとりが関わり合って、協力し、時には折り合いをつけながら取り組む姿は、現在進行形で子どもが成長している姿を見ているようで嬉しく思いました。完成した秘密基地は、子どもたちの思い入れがたっぷりで、お互いに紹介し合う際には自然と称賛の声があがるほどでした。そんな子どもの姿から、環境づくりの大切さを改めて考えることができました。子どもたちの成長を促していくには、子どもたちが「おもしろそう!」「やってみたい!」と思いながら、自分の思いや願いを込めて取り組むことができる環境を準備していくことが大きな支援になると感じます。「何のために」を常に問いかけながら子どもたちに関わっていくことを忘れずに日々子どもたちと向き合っていきたいと思います。

1年も折り返しになります。ともそだちでは、下半期も様々な活動を計画しています。10月にはともそだち恒例の大運動会、またハロウィンでは大行列のできるお化け屋敷、グラン・ジュテも多くの場で出店を予定しています。子どもたち、利用者が自分らしく成長できる場として今後も様々なチャレンジをしていきます。保護者の皆さんにも様々な形で関わっていただきたいと考えておりますので今後もご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

(理事 目黒 健太)

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