夏休み 毎日大勢の子どもたちの笑顔があふれていました
楽しく、仲良く、一生懸命生活しました!!
長野県の夏休みもだんだん長くなり今年の夏休みは、どこの学校も1か月近くありました。そして、夏休みが始まったとたん、あつ~い!!!毎日でした。始まった時は、どんな夏休みになるか心配でしたが、連日大勢の子どもたちが集まり、仲良く育ちあった夏休みでした。今回は夏休みの一日を紹介します。
【わくわくステーション おでかけクラブで諏訪めぐり】
わくわくステーションの中は涼しくて快適ですが、一日中室内にいるなんて考えられない私たち。果敢に外に繰り出して、諏訪めぐりです。遊覧船、春宮の川で川遊び、立石公園、霧ヶ峰高原、他には松本まで足を延ばしアルプス公園にも行きました。水筒と凍ったゼリーと塩飴を持って、帽子をかぶり出撃です。確かに日差しは暑かったけれど、自然の中に入ると風がさわやかで、川の水はつめた~い、高原や木陰はすずし~い、水鉄砲でキャーキャー言って遊ぶことが楽し~いといった、実体験でしか感じられない夏を経験できました。
映画「君の名は」で聖地になっている立石公園は、駐車場に車が入れない程の観光地になっていてびっくり!立石公園からは諏訪湖周辺が一望できて「わくステはあの辺りだね」と景色を眺め、早々に森の中へ。そこには、穴場的に昭和の時代を感じさせる豪華な?遊具が潜んでいて、子どもたちは嬉々として挑戦。そして、男子キッズたちは、必須アイテムの虫かごと虫取り網を手に突撃です。これも成長と思ったのは、夢中でつかまえて、虫かごに入れて大事そうに連れ歩いていても、帰る時には「虫、どうする?」と子ども同士で相談して「持って帰っても死んじゃうから逃がしてあげようよ」と言って、日陰や水場の近くに返してあげる様になったこと。確かに、この春から、色々な昆虫たちが、わくわくステーションで動かなくなっていましたから…。
川遊びは、夕立が続いた7月末の日だったので、例年と違って水量が多く流れが速く、泳いで大丈夫?と心配な状況でした。でも、お天気は快晴、子どもたちは水着に浮き輪に水鉄砲装備の気合のいれ様。ここは大人が壁になって安全確保して遊ぶしかないと決断し、順番に浮き輪船をしたりして遊びました。「ドキドキしたけど、できた、楽しかった!」子どもたちと「ハラハラしたけど守り切った!」大人たちの達成感のコラボ?でした。でも、来年からは、≪悪コンデションの時はプールプログラムを取り入れよう≫と決意しています!!
【室内活動の工作やクッキングも夏色でした】
室内の活動の工作では、ストーンペインティングや夏色ハーバリウムやアクアドーム作りで細かい作業に集中しました。「石は地球の一部で地球のかけらだからね」と言いながら、クレヨンで模様や絵を描いて、たっぷりニスを塗って乾かして、自分のお守り石を作りました。ハーバリウムでは細かいビーズやお花をていねいにつまんで入れて、夏らしい作品になりました。「クラフトショップで売れるよね」という位の素敵なできばえでした。マジック染のバッグも作り、描いたりスプレーしたり洗ったりという作業工程が新鮮でした。
クッキングは冷やし中華とあんみつ作りでした。キュウリの千切りや薄焼き卵作りに格闘しましたが、本格的な冷やし中華ができて、みんな、よく食べました。“西友のお墨付き冷やし中華がおいしい!”ことも発見。お母さん方、ぜひお試しください。あんみつは何といっても、いつもお世話になっている富士アイスのあんこが絶品で、ひんやりおいしいあんみつができ「こんなのはじめて食べるけど、おいしい♪」と、和スイーツも大好評でした。
外の活動では、遊びながら体の動かし方(粗大運動)の力がつき、体と心のコントロールの仕方が上手になります。室内の活動では、楽しく物作りをしながら、手先の動かし方(微細運動)や目と手の動かし方(協応動作)の力が育ち、夢中になることで集中力がつきます。継続は力なりで、活動に繰り返し参加する事で見事に成長している子どもたちです。
【午後プロ活動は、みんなでお仕事】
そして、もちろん夏休みの宿題も毎日やりましたが、今年の夏休みは午後の活動がとても充実しました。今年は、お迎えが16時や17時という子も多く、午後も10名を超える子どもたちがいました。午後が長い!何をしよう…と考えた時、ともそだちプラネットの立ち上げの頃、何度も講演していただいた福岡寿さんが「人が一番喜びを感じるのは、自分が誰かのために役に立っているのを実感する時です」と言われていることを思い出しました。そこで、「みんなでお仕事タイム」のプログラムをやろうと提案してみました。
キャンプや夏祭りの買い出し、看板や小物作り、資源ごみや郵便物の配達、みんなで食べるおやつ作り等、お昼のミーティングで、それぞれがやりたいお仕事を自分で選んでみんなのために働きました。自分が楽しいことが一番という世界から、みんなのために動けることも楽しいかも…という世界を知ることができた夏休みでした。夏休み終盤には「先生、今日のお仕事は? 次は何をすればいい?」と良く気づき、動き、聞いてくる様になり、子どもたちのテンポやスピードについていくことが大変でした。最終日には夏の片付けや大掃除もでき、机もきれいに磨きあげ、気持ちよく2学期が迎えられました。
【そして、スイカ割りに、ともそだち映画シアター】
そして、これまた楽しかったのは、初のスイカ割りにチャレンジしたこと。お仕事活動でスイカを買ってきて、おやつに食べようということになり、試しに駐車場でスイカ割りをやってみると、みんなこの初のチャレンジに興味深々。楽しくておいしくて夏を満喫できたので、ついついキャンプでも夏祭りでもやってしまい、この夏はみんなで5玉!!も食べてしまいました❤
15時30分位からは、プロジェクターで映画を見てクールダウン。ライオンキングやモアナ、トムとジェリー等を静かに見てお家の人のお迎えを待ちました。