ともそだち通信5月号

新型コロナウィルス感染、終息せず。
わくわく学校は継続中です

新型コロナウィルス感染による学校休校は春休みまでで終了になるはずでしたが、感染はますます拡大して休校が延長されました。どうやらゴールデンウィーク開けまでこの状況が続きそうです。わくわくステーションでは、常に市や県の行政担当に相談をしながら、子どもたちを安全に受け入れられるように工夫をしています。このところ、子どもたちが(大人も)、家でずっと過ごすことにも苦しさを感じる様になってきているといった報道もあります。学校という生活の基盤が消えてしまっていることが、子どもたちにとってどれ程大変なことか、子どもたちの成長発達への影響が気になります。それでも、第一は命を守ることです。専門家の方たちが言われている様に、人との接触を避けること、できればお家で過ごすことが一番安全です。それでも、働かなければといった事情があったり、ずっと家にいるストレスで不安定になってしまったりする子どもたちがいるという現実もあります。わくわくステーションは、国や県からの休止要請が出るまでは開けていく予定です。ゴールデンウィークも、家族でのおでかけも難しくなっているという事情も考慮して、内容を変更して開所します。子どもたちの遊びを保障して、少しでも楽しく過ごせる様にサポートをしたいと思います。ご利用についてはご家族でご相談下さい。できるだけ利用時間を短くして、密集・密接を減らせる様にご協力いただけると安心です。
春休みが終わってからは、再びわくわく学校にして時間割を組んで生活していますが、さすがに子どもたちは、復習ばかりの学習には飽きてきています。計算や漢字練習の宿題等をよくがんばってやっていますが、新しいことを学びたがっています。成長に必要な知的欲求が満たされていないのでしょうか・・・。何とか工夫して、新しい学年の学習を予習的に教えてあげられないかを考えています。
また、毎日一緒にいる子どもたちは、関係が近くなっているので、はしゃぎ過ぎたり、言い争ったりする場面も出てきています。自分とは違う感覚をもつ他者と仲良くするのは難しいことです。社会性の発達に課題のある子どもたちが多いので上手くいかないことがあって当然ですが、その様な中でも、子どもたちなりに考えて意見を伝え合う場面も見られるようになりました。法人の理念の「共に育ち合う、共に生きる」ことのあり様を、関わる職員も問われている様に思います。三密を避け、事故やけがに注意を払いながら、子どもたちが「わくわくのみんなといると自分はいい感じでいられる。少しずつだけどできる様になってきた」と感じられる様に支援していきたいと思います。大変な時だからこそ、日々の小さな事に心を寄せて丁寧に過ごしていきたいですね。
わくわくステーションは開店中です。ご相談があれば、いつでもご連絡下さい。

ムーンショットステーション(放デイ2号店)開設について

前回の通信で、ムーンショットステーションの利用についての案内と今後の利用についての説明書類を保護者のみなさんに送付するとお知らせしていました。書類が届かないけれど・・・とご心配されているご家庭もあったかと思います。申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。
休校が延長になり、今後もどうなるかの見通しがもてない不安定な状況の中では、5月の開所は困難と考えています。県の障害福祉課からも、十分に準備して、子どもたちや保護者の方が安心して利用できる様にしてほしいとの助言をいただきました。そこで、認可は5月1日に下りる予定ですが、開所は6月1日にする方向で調整をすすめています。
実際は、4月から建物は使える様になっています。真新しい机やいすが入り、子どもたちも荷物を運んだり、イスや机の入っていた大きな段ボールで家づくりをしたりして、何度となくムーンショットステーションに出かけてワクワクしています。基本的には、わくわくステーションは小学生、ムーンショットステーションは中学生以上が在籍すると考えています。けれど、運用としては、活動の内容や子どもたちの状態によって、上手に場所を使っていきます。みんなの基地が増えたということなので楽しみにしていて下さい。近々、見学や契約についてお知らせしますので、よろしくお願い致します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です