ともそだち通信6月号

放課後等デイサービス2号店が5月1日に認可されました!!
名前は、【ムーンショットステーション】です。

昨年末より、放課後等デイサービス2号店の開設の準備をすすめてきました。わくわくステーションが、子どもたちの利用が増えてほぼ満杯の状態になってしまい、新しい申し込みをお受けできなくなってしまったからです。また、発達特性が様々で年齢幅も大きい子どもたちが、同じ空間で活動することの限界とニーズの違いが見えてきたからでもあります。
低学年の子どもや知的な発達が緩やかな子どもたちには、生活習慣づくりや学習の仕方を丁寧に教えてあげることで、できることが増え学習の基礎が身につきます。友だちと一緒に遊ぶことの楽しさを感じることも成長発達に欠かせない要素です。一方、小学校高学年や中学生の子どもたちは、自分への気づきが芽生え始める時期です。進学のこと、自分の特性のことを考え始めている子もいます。また、自分の感覚と友だちの感覚の違いにも気づき始め、友だち関係の難しさに悩むことも多くなっています。落ち着いて学習できる環境と、大人になろうとしている子どもたちに寄り添い、疑問や悩みに応えながら、人間形成を支える援助が必要になっています。この様な流れの中で、高学年になる子どもたちが集中して学習したり、自分が楽しめることを見つけたり、子どもたちでやりたいことを考えて実現していく場として、もう一つの放課後等デイサービスをつくろうということになりました。2号店の名前は【ムーンショットステーション】 ムーンショットは、月に人類を送ったアポロ計画で使われた用語で、「想像できない程の壮大な目標」といった意味です。これからの未来を生きる子どもたちが、自分の夢を描き、地道に努力を積み重ね、想像できない程素敵な世界をつくる人になってほしいという大きな願いを込めています。
場所は岡谷駅からイルフプラザまで続く童画館通り(旧中央通り)の、岡谷市美術考古館の向かい側です。昨年オープンしたグランジュテのお店のお隣です。100㎡位の部屋をコーナーに分けて、自分で選んで活動できる様に配置(構造化)しています。高学年の子どもたちなので、調べ学習をしたり、ゲーム感覚で学習したりできる様に、子どもたち用のパソコンを5台設置しました。パソコン教室ができる曜日もつくっていきたいと思っています。大きな本棚のある読書コーナーは、子どもたちが読みたい本やコミックを並べ、読書から自分の世界を広げられる様な空間にしていきたいと思います。また、電気を消すと部屋が真っ暗になるので、プロジェクターを使っての学習や映画会も可能です。
学校の休校が延長になったので、5月は午後の時間割のお仕事活動の中で、高学年の子どもたちと一緒に掃除をしたり、物品を運んだりと毎日の様に準備を進めてきました。雑巾で壁や床を拭くと雑巾が真っ黒になりました。テンション高くワイワイ言っていた子どもたちが、次第に無言になって夢中で磨き上げ、明らかに白くなっていく壁に満足していました。何もなかった部屋に、真新しい机が入り、本棚が運び込まれ、パソコンが届き、段々ムーンショットステーションの全貌が見えてきました。予想以上に大人っぽい場所になり、高学年の子どもたちはわくわくしています。「ともそだちは自分たちでやるとこだから!」と車で物を運ぶことがなぜか楽しい時間で、自分たちで力を合わせて準備していることが誇りになっていた様です。低学年の子どもたちは、かなり羨ましそうですが、高学年組がいない穏やかな時間は心地よく、自分たちのゆったりした流れで活動ができています。低学年の子どもたちがムーンショットで活動できる内容も考え、みんなの成長の基地(ステーション)にしていきたいと思います。新型コロナの感染も収まってきましたので、6月13日(土)は、ムーンショットステーションのお披露目会の活動ができます。参加申し込みはまだ可能です。この間、見学会もできませんでしたので、保護者のみなさんも見学を兼ねてご参加下さい。

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