ともそだち通信4月号

新型コロナウィルス感染による学校休
放課後等デイサービスは子どもたちの受け皿になりました

2月末日、安倍首相から学校休業要請が発表されました。それを受け、わくわくステーションとしては、どうしたらいいかを職員間で検討しました。放課後等デイサービスも閉鎖になるかもしれない・・・といった危機感と、子どもたちと保護者のみなさんの生活はどうなるのか・・・といった思いが入り交じる中、「わくわくステーションは災害時の緊急対応として考え、可能な範囲でできるだ受け入れよう」という方向性が決まりました。行政からも開設の指示があり、ご家庭の対応の選択肢にしていただける様にと通知を配布しました。親御さんたちからは「よかった!!安心しました!」といった連絡をいただき、3月2日から緊急時対応がスタートしました。
「春休みまでの間、わくわくステーションはわくわく学校に代わります。学校と同じ様に時間割もあります。休み時間もあります。」と子どもたちに話をすると、みんな納得。むしろ、安心した様子でした。学校が無くなるなんて、子どもたちにとって一大事です。勉強しなくていいからラッキーと言うわけではなく、どうやって毎日を過ごせばいいのか、子どもたちなりに心配していた様です。子どもたちだけでなく親御さんも安心された様子で、多い日は20名を超える申し込みがありました。「新型コロナに負けないために!」と、朝は登校したら手洗い、うがい、検温です。朝掃除でぞうきんがけもしました。休み時間は窓を開けて換気。お弁当の時間の前には消毒液を含ませた台ふきで机を拭き、食べ終わったら自分でまた拭いてきれいにします。コロナを意識して、子どもたちは協力してよく動いていました。
1週間の時間割を貼り出すと「毎日体育がある♪社会って何するの?技術・家庭科って何???」と興味津々です。午前中は2時間目までは国語、算数で学校からどっさり出してもらった休校中の宿題に取り組む時間にしました。3時間目は体育で、諏訪湖に行ってマラソンコースを走ったり、室内で柔軟体操や大縄跳びをしたりして身体づくりです。そして、午後の時間は、社会では中学生の案内で地域探検に行ったり、理科ではゴムが伸びる理由を考えて工作をしたり、男女分かれての技術・家庭科では、男子はのこぎりや金づちを使って木で物作り、女子は念願の機織りやフェルト手芸をしたりしました。
そういった活動の中でも、小さなトラブルや子どもたちからの苦情、相談事は多々ありました。その度に、個別で話しをしたり、学級会(?)を開いたり、時には叱ったりして、マイルールではなくみんなが一緒に生活するルールが必要なことを伝えてきました。15日間のわくわく学校でしたが、何となくわかり合ってきて、友だちのことも考えて過ごせる様になりました。新型コロナで、世界中が大変な中ですが、子どもたちはどんな時でも成長するということに励まされた様に思います。
そして、休校が終わって春休みに突入しました。これで、平常の人数のわくわくステーションに戻るかな?と思いましたが、色々な規制が多い中で、そのままの勢いで大勢の子どもたちが集まってきています。けれど、新型コロナの感染状況や、国や自治体の動向が日々目まぐるしく変化している毎日です。わくわくステーションも行政と連携をしながら、この非常事態に対応していきたいと思います。日常の生活が一日も早く戻ることを願っています。

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