ともそだち通信11月号

「未来カレッジウィリッシュ」(生活訓練)を紹介します!!

昨年の4月に「未来カレッジ ウィリッシュ」がスタートして1年半がたちました。当初は養護学校高等部を卒業したIさん1名のスタートでしたが、現在はメンバーも4名に増え、それぞれが自分のペースに合わせて通ってきています。そんなウィリッシュの様子をご紹介したいと思います。

ウィリッシュの1日

ウィリッシュの日課は朝の掃除から始まります。モップ掛け、トイレ掃除、マットの埃取り、花の水やり…少ない人数ですが、それぞれ分担して頑張っています。掃除の後はラジオ体操。時にはみんなが大好きなダンスを踊ることも!!体をほぐした後はドリル学習の時間。漢字や計算の練習、ペン習字など黙々と机に向かっています。朝の会を行って午前プログラム、そして昼食をはさんで午後プログラム、お茶の時間、帰りの会、掃除をして終了です。プログラムは“SAORI織”の他に調理活動・畑作業・運動・地域活動など全員で行うものや、パソコン学習・買い物・手先を使った作業・ことばの学習など個別のもの、特別活として外出やイベントなど様々です。

仲間との関わり

様々な活動を一緒にすることを通して“ウィリッシュの仲間”という意識が育ち、またその存在が良い刺激になっています。プラ板工作で自分ではプレートをオーブンに入れられなかったIさんも、友達が自分でできるようになったのを見て、「(俺も)自分で入れるからいい。」と言わんばかりにスタッフの手を跳ね除け、自分で入れることに挑戦。それ以来プレートは自分で入れられるようになりました。SAORI織の縦糸の準備も同じように切磋琢磨してそれぞれがだいぶできるようになってきました。4月からウィリッシュの仲間になったMさんもみんなと打ち解けて楽しく活動しています。つい最近もスタッフの声がけではなく、Mさんの励ましでIさんが動き出したということがありました。やっぱり友達の存在、励ましは貴重です!!

スライム屋さんを頑張りました!!

今年の夏は“軽トラ市”に出店するつもりで大々的に“スライム屋さん”をひらくことにしました。釣りのための紙粘土のスライム作り、景品のためのプラ板のスライム作り、そして液体のスライム作り…“たっくさん”スライムを作りました。お休みの日に出てきて「何だか高校の文化祭の準備みたいだね」なんて言いながら大きなスライムの顔出し看板も作りました。「どうやったらゲームを楽しんでもらえるかな?」相談しながら練習もしました。残念ながらコロナの関係で“軽トラ市”はなくなってしまいましたが、ともそだちや近所の子供たちに遊びにきてもらってみんな大満足でした。

地域との関わり

童画館通りという商店街に位置しているグラン・ジュテ(ウィリッシュ)。様々なイベントにも参加しています。昨年の岡谷フェスタでは大きな看板を作成、スライム釣りを担当し、子どもたちに喜んでもらいました。また冬には川岸の武井さんのご協力で「焼きいも屋さん」をオープン。1軒1軒にチラシを配って宣伝し、準備と販売のお手伝い。たくさんのお客様に来ていただいて交流することができました。(ともそだちの保護者の皆様もお買い上げありがとうございました!!)また、週に一度は商店街のごみ拾いも行っています。「いつもご苦労様。」「ありがとう。」と声をかけていただくこともあり、励みになっています。

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