ともそだち通信7月号

いよいよ夏休み ~活動を通して育ち合う~

あと数日で夏休みです。今年も大勢の子どもたちが夏休みの申し込みをしてくれて満員御礼の状態です。きっと放課後デイは、毎日15人近い子どもたちが集まって賑やかな生活になると思います。
約1か月間、学校がお休みなので、わくわくステーションとムーンショットステーションでは、定番の日課で規則正しく生活します。例えば、わくわくステーションでは、朝は夏休み帳や学習課題、絵本の読み聞かせ、始まりの会、午前の企画活動、お弁当とお昼休み。午後は忍者学校(今年の目玉活動)、グループ別活動、おやつ、掃除、帰りの会、といった流れになると思います。自由時間がない!!と思われたかもしれませんが大丈夫です。午後のグループ別活動の時間に、子どもたちがやりたいことを出し合って少人数で遊べる様にしていきます。
こうして考えてみると、ともそだちの夏休みはお泊りのないキャンプ生活の様なものかもしれません。子どもたちは夏休みの生活や様々な活動を通して「仲良しの力」を身につけていきます。療育的には対人関係のスキルや社会性の力の育ちということですが、夏休みが進むに連れて、子どもたちはたくましくなり、仲良くなり変身していきます。今年の夏休みにはどんなドラマが生まれるか楽しみです。
さて、先週の7月4日(土)に、ムーンショットステーションでは円筒分水工の調査に南箕輪村まで行ってきました。「円筒分水工」っていったいなあに???だと思いますが、この調査は昨年の5月から初めて、今回で7回目です。田んぼの近くにあるコンクリートでできた丸い遺跡の様なものですが、実はまだバリバリ現役で稼働中です。今回の調査では丸いコンクリートの真ん中から水が湧き上がり、その水が円形の壁の穴からいくつかの水路に分かれて流れ出ていました。円筒分水工は、川からの水を平等に田んぼや畑に分けるための装置で、大正の終わり頃から昭和の中ごろにかけて作られたものです。全国的に減少している装置ですが、辰野町から伊那市にかけては、西天竜川の水を田んぼに引くために今でも水があふれています。子どもたちは、車中から円筒分水工の看板を見つけて「神子柴31号あった!」と叫び、車から降りて「どんな形態なのか、水の出る穴はいくつあるのか」等を調べ、タブレットで写真を撮ったり記録用紙に書き込んだりして、また車に乗り次の円筒分水工を探しに行きます。いわゆるフィールドワークですが、子どもたちはこの決まった手順の探索の繰り返しにドはまりしています。さらに興奮するのは、伊那に続く西天竜川の出発点が岡谷市の川岸地区にある西天ダムだということです。川岸から伊那市までこの水路はいったいどう続いているのか、円筒分水工の分配の仕組みはどうなっているのか等々、調べてみたい未知なことがいっぱいです。

世の中は超情報化社会と言われ、子どもたちの会話にもYouTubeからの知識やゲームの仮想世界のことばがあふれています。学校での学習もデジタル化が進み、AIやチャッピーを活用して調べたり文章を作ったりする時代です。でも、こうして円筒分水工を見つけて一喜一憂する子どもたちと一緒にいると、情報を通しての頭脳での世界体験と、手触りのある実物での世界体験が全く違うことを再確認します。私自身も自然界の生き物の一員としての感覚を失わずに生きたいと謙虚な気持ちになります。そして、子どもたちには、小さな時にしか見つけられないセンスオブワンダー(世界の不思議さへの興味関心)を大事にして感性豊かに育ってほしいと思います。さあ、夏休みです。みんなでわくわくしながら元気いっぱいに毎日を過ごしましょう。
センター長 福田敬子



忍者修行?!

 

6月のチャレンジタイムでは、忍者修行を行いました。その名も「忍者学校」です。
忍者の修行というと忍者の道具を使ってみたり、「忍法○○の術!」というのを覚えたりするのかと思いきや、ともそだちでは違います。川を想定した場所を作り、川に落ちないように広げたケンステップに合わせて渡り切る、岩の上を想定したバランスストーンを慎重に渡りきるといった修行です。
まずは、両足飛びでピョンピョン飛んで渡り切ってみよう!ということで、みんな緊張しながら川に落ちないよう集中していました。両足で渡れるようになると更に難易度を上げて片足でも渡ってみました。うまくいかない時は「悔しいな」という顔をしながら、自分で元の位置に戻り、もう一度挑戦していました。素早く縄を飛んだりくぐったりといった修行もしました。
忍者学校では「順番を待つ」ということも修行です。友だちの頑張っている姿を見て応援もします。忍者が頭につけている「はちがね」も自作し、格好も含めて忍者気分で張り切っていました。忍者学校は、夏休みのプログラムにも組み込んで更に修行を重ねていく予定です。【土屋】

 

思いやれる仲間

6月末のムーンの休日活動で、カラオケの「まねきねこ」に行ってきました。うたう歌を事前に考えてから行ったのですが、歌いたい歌がすぐには思いつかなかったり、自分が思うように歌えない様子がありました。そんな時周りの友達が手拍子をしてくれたり「頑張って!」と声をかけてくれる姿がありました。最後に感想を発表すると「自分は上手く歌えなかったけど、○○君は上手だった」などの感想が聞かれ、人を素直に褒めることができることは素敵なことだと感じました。
また、ムーンショットの活動の中で、端にいて参加できない友達に対して、「ここに来てみたら見やすいよ」などと場所を代わってくれたり、「まだやってない人?」と声をかけてみんなが参加できるように気にかけている姿がありました。
活動に集中してしまうと自分だけが楽しんでしまいがちですが、周りを見て行動できることや、友だちを思いやれることが素晴らしいなと思いました。
この思いやりの輪が、日々の中で広がっていってくれると良いなと思います。【小野】

シルクの魅力をお届け!春の養蚕体験

6月13日(土)・20日(土)の2日間、岡谷蚕糸博物館で開催された「春の養蚕体験」に、グラン・ジュテあい工房がはた織り担当として参加しました。
このイベントは毎年行われていて、お蚕さまの飼育体験や館長さんの講演、そしてはた織りまで、岡谷のシルク文化を1日で丸ごと体験できるとても魅力的な催しです。
ジュテからは数名のスタッフが参加し、はた織りのデモンストレーションや織り体験のサポート、くるみボタン作りのワークショップを行いました。
参加者の皆さんは、岡谷で製糸されたシルク100%の糸を使い、熱心に手を動かしながら世界に一つだけの織物を完成させていました。また、遠く県外から足を運んでくださった方もいて「とても楽しかった」と喜んでいただきました。
9月には「秋の養蚕体験」イベントにも参加の予定です。シルクやはた織りの魅力をさらにお伝えできるように頑張ります!【澤本】

 

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